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AIJが2000億円を溶かした「オプションの売り」は本当に危険なのか

正直僕はAIJの問題にあまり興味がないので詳細は知らないのだが、耳にした話によると損失の原因は「オプションの売り」にあるようだ。
※もちろん、これが正しいのかは僕にはわからない。

「オプションの売りは損失が無限大」と言われたりする。
また、(あまり記憶が明瞭ではないが)どこからか回ってきたどこぞの政治家が「オプションの売りをすれば損失が出るのは当然だ」といった趣旨の発言を見たりすると、オプションの売りが危険であることはどうやら一般的な意見のように感じられる。

しかし、よくわからない政治家に「オプションの売りを行えば損が出るのは当然だ」と言われるほどオプションの売りは悪者ではない。

僕は先日オプション取引のリスク~リスクをコントロールできているかという記事を書いたが、タイトルのようにリスクをコントロールできない人がオプションの売りを行えばそれは損失が出て当然だろう。
しかし、しっかりリスクをコントロールできていれば、オプションの売りは立派な1つのトレードアイデアになるだろう。

今回もアカデミックに書くつもりはないが、前回の記事で書いたとおりオプションとは「期間」と「変動幅」もしくは「変動率」の関係が大事なのだ。

オプションを売る場合、売った人はオプション料を受け取ることができる。
もちろん売買する時は、売る人と買う人とでプライスのコンセンサスがなければ成立しないので、オプションの売る人は、このくらいのオプション料をもらえれば期間中にいくらか変動しても負けることはないだろう、と考えられるオプション料で取引するはずだ。

また万が一当初予想していたよりも大きな変動が起こってしまった場合でも、損切りをすれば損失が無限大になることはあり得ない。
損切りはオプションを買い戻すことでも可能だし、デルタヘッジで行うことも可能である。


たしかに妥当なオプション料を導き出すことは難易度が高いので、オプションの売りのリスクをコントロールすることは、普通の金融取引より難しいだろう。
しかし、だからといってオプションの売りが悪者になることなどあり得ない。
ただ単に、その取引を行った人がそのリスクをコントロールできなかっただけの話である。


最初にリスク関連のエントリーを書いたのは、このオプションのリスクについて言いたかったという理由なので、これでリスク関連のエントリーは一旦終了となる。

最近になって消費税の話題が盛り上がってきたので、年初から書こうと思っていた日本の財政問題についての僕が考える本質部分を近々書こうと思う。

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