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オプション取引のリスク~リスクをコントロールできているか

僕は以前「リスクとは何か」という記事を書いた。

以前の記事でも触れたが、リスクをコントロールすることが大事だと思っている。
そして、僕はオプションを取引している人、特に個人で日経225のオプションを取引している人でリスクをしっかりコントロールできている人はどのくらいいるのか、ということに以前から疑問を持っている。

別に今回はオプションについてアカデミックな話をするつもりはない。

例えば、今の日経平均が10,000円だったとしよう。
そして今後も上昇して年末までには12,000に上昇するのではないかと考えているとする。

その時に、どんな取引をするのがベターな判断か?

ストライクが11,000円のコールオプションを買う人がいたとしよう。
もしこの人が単純に今のプライスが10,000円で将来も上昇するという予想をしていうるという理由でコールオプションを買ったのだったら、残念ながらこの人はオプションのリスクをコントロールできていないと思ってしまう。

僕が仮にこの人と同じ相場観を持っていれば、単純に日経225の先物を買うだろう。

オプション取引の本質は「期間」と「変動幅」もしくは「変動率」の関係にある。
言い方を変えると、例えばオプションを買っている場合、
自分が支払うオプション価格以上に、期間中日経平均が変動してくれるかどうか、自分が支払ったオプション価格を期間中に回収できるかどうかが重要なのだ。

極端な言い方をすれば、期間3ヶ月、ストライク11,500円のコールオプションを買った場合、別に3ヵ月後の日経平均の価格が11,500を上回っていようが下回っていようが、そこに大きな意味はない。
3ヶ月間の間で、十分な値動きがあり、ダイナミックヘッジをして自分が支払ったオプション価格以上の利益を得ていることことが大事なのだ。

オプションのリスクを理解していない人には、理解するのが少々難しいだろう。
逆に見識のあるトレーダーの方はもうおわかりだと思うが、
コールオプションを買うのか、プットオプションを買うのかという問題は大した問題ではない。というよりも、どちらを買っても日経平均が変動してくれれば儲かるし、変動してくれなければ損をする。
日経平均が上がりそうだからコールオプションを買うなら日経225の先物を買えばいいし、日経平均が下がりそうだと思えばプットオプションを買うのではなく、日経225先物を売ればいい。

ダイレクションで勝負したいのならオプションを取引する正当性は証明されないだろう。

いつか、今日書いた内容を具体的な数字を使って説明したいとは思っているが、
とりあえず、この記事の内容が理解できない人は、オプション取引のリスクをコントロールできていないと判断して問題ない。

コントロールできないリスクは負うべきではない。
これは投資に限らず多くの場面において鉄則だと思う。


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