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ブローカーの仕事と金融業界の接待との関係

昨日のエントリーに出てきたブローカーという仕事。
僕はこの仕事はとても大変だと思っている。もちろん向いている人にはすごく向いているのだろうが。

昨日のエントリーを読んでいただければわかるが、ブローカーの客はディーラーである。
通常、各商品(例えば金利オプション)のブローカーは4~5社存在する。
ブローカーは取引を仲介するだけなので、ディーラーはどこのブローカーを使っても同じ取引ができる。会社による差別化はなく、人間の違いしか存在しない。

ディーラーの机にはボイスと呼ばれるブローカーと会話するための機械が置いてある。
使い方は至って簡単で、話したいブローカーのボタンを押せば、もしくはスイッチをONに切り替えればブローカーとの会話ができるようになる。

ディーラーは、その時の気分でどのブローカーを呼ぶのかを決めるわけだ。
いつもどのボタンを押そうかなー、と考える。

さて、日本にディーラーは何人いるのだろうか。
金利オプションをやっているディーラーはどんなに多く見積もっても100人程度しかいないように思える。
つまり、金利オプションのブローカーにはたった100人のお客様しかいないのだ。
牛丼屋の客は日本人のほとんどが対象になるので、1億人程度いるわけだが、ブローカーの客はどんなに多く見積もっても100人しかいない。
ディーラー1人に嫌われてしまえば、市場シェアの1%を失うことになる。
(100人というのはかなり多く見積もっているので、本来は1人に嫌われたらもっと大きなシェアが失われる…)

会社による差別化がなく、また客の絶対数がとてつもなく少ない。
こんな客商売こそきついものはないだろう。

こういった背景があるからこそ、ブローカーは接待に多くの時間とお金をつぎ込む。
お酒を飲みに行ったり、夜のお店に招待したりと…
もしくは、合コンのセッティングをしたり、クラブでVIPルームを貸しきりそこに次から次へとディーラーが好みそうな女の子を連れてきたり。

ディーラーはボイスのスイッチを前にして思うはずだ。
昨日あいつが連れてきてくれた女の子は最高だったから、今日はあいつに注文出してやるか、と。

こうやってブローカーは100億の取引を成立させるわけだ。

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  • 2017-04-12 00:58
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