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ソフトバンク(実質、孫正義)の何がすごいのか

僕は、ソフトバンクはとてもいい会社だと思っている。
たしかに財務諸表を見ればソフトバンクよりいい会社は五万とあるだろうが、いい会社とはそういうものではないと思う。
ソフトバンクは目的がはっきりしており、それに向かってぶれない行動を実際にしている点でとてもいい会社だと思う。

ソフトバンクといっても、実質社長である孫正義の権限が他の会社よりも圧倒的に強いことを考えると、孫正義がすごいと言った方が正しいかもしれない。
ちなみに、孫正義はソフトバンクの株を約20%保有している。


僕が、孫正義がすごいと考える理由は、このタイミングのエントリーからもわかるとおり一連の買収劇から感じている。
特に、Vodafoneの買収と今回のスプリントの買収(予定)は明確な信念がなければできない行動である。

Vodafoneを買収した手法、つまりLBO(レバレッジバイアウト)という手法からも、かなり強い信念が感じられるが、今回はそんな金融的な話はせずに語りたいと思う。

孫正義は、Vodafoneを買収する以前からYahoo!Japnaを保有しており、会社経営としてはかなり成功していた。
孫正義個人としての人生を考えれば、巨万の富も手にいれ家族もいる状況で、人生あがりを選択してもなんら不思議ではない状況である。おそらく、多くの人なら、そうするであろうし、少なくとも自身が20%超も保有する会社でそんなに大きなリスクを取らないだろう。

しかし、彼は、自身のリスクで約2兆円の借金をして、当時2位と大きな差があるVodafoneという所謂弱小携帯会社を買収したのだ。
相当な信念と献身感がなければできない行動だと思う。

今回のスプリント買収にしても、同じことが言える。あえて巨大なリスクをとって行う行動とは思えない。繰り返しになるが、もし孫正義がソフトバンクの株を保有していなければ個人としては2兆円の借金というリスクを背負うことはないので、まだ理解できる。
しかし、彼は自身でも相当なリスクを背負って、スプリント買収を通して何かを実現しようとしている。

おそらく、それは単純な事業拡大でもなく、単純なアメリカ市場への進出でもなく、何か別の真の目的があるはずだ。

アップルのスティーブジョブズが年収1ドルでアップルのCEOをやっていたように、ソフトバンクの孫正義もお金や名誉のためにソフトバンクの経営をしているとは思えない。
日本の、もしくは世界の通信インフラをもっとよくしたい、という信念、もっと言うと日本国民のために孫正義は彼自身の人生を賭けているように思える。

僕は孫正義のような人生を送ろうとは全く思わないが、とても尊敬できる行動だと思っているので、全力で応援していきたいと思う。

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