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ESMの合憲判断と国民投票の可能性

ESMの合憲判断についてもっと早くに書くつもりだったが、とろとろしていたらESMの合憲判断が明日(9月12日)に迫ってきてしまった。

あまり時間がないので簡単に書くが、まずはESMの合憲判断とはなんぞやというところから書きたい。

ESMの発足には出資ベースで90%以上の国による承認が必要となっている。
もちろん最大の出資国はドイツになるので、ドイツの出資がなければESMは始まらないことになる。
そのドイツで、ESMに出資してユーロ圏を救済することはドイツ憲法に違反するのではないか、と言い出したグループが出てきたので、その判断をドイツ連邦憲法裁判所に委ねることとなり、その判決日が明日9月12日というわけである。

明日の合憲判断で、無事合憲と判断されれば遅れに遅れたESM稼動の目処が立ち、欧州危機にプラスの作用があると言われている。
そして、マーケットでは99%の確率で合憲判断が下されると信じている。

これが今の状況である。

しかし、一方で憲法の専門家からはこんな意見もある。

裁判所はESMと新規財政協定の批准を承認するだろうが、国民投票を求める憲法の変更なしにそれ以上の主権の譲歩はできないとの見解を示す可能性。

つまり、ドイツがこれ以上欧州統合に向けて押し進むためには、国民投票を行い憲法を変える必要がある、と。
明日の合憲判断では99%合憲という判断が出るだろうが、加えて裁判所が国民投票の必要性を提起する可能性がある。

もしそうなれば、その国民投票は、ドイツ国民がユーロを存続させるのか、それとも放棄するのかを選択するという、欧州危機の行方を左右する非常に大事にものになる可能性がある。

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