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予想よりタカ派だったFOMCとそれを押さえ込むバーナンキ

FOMCは総じて予想よりもタカ派の内容だった。一方で、バーナンキ議長の会見では、タカ派的内容から金利上昇、ドル上昇というマーケットの動きを抑え込む形で、追加緩和を辞さない旨の発言があり、マーケットは反転する格好となった。

そのFOMCを振り返ってみよう。
レートアナウンスメントは、波乱なく
「金利据え置き」
「2014年後半までの低金利維持を正当化する」という文言が据え置かれた。
経済成長についてもmoderatelyという表現は変わらず、これらは全く波乱がなかった。

一方、ややサプライズがあったことは、インフレ見通しとFOMC委員の政策金利見通しである。
前回までのステートメントでは「インフレは抑制されている」という表現だったが、今回は「ガソリン価格高騰を反映してインフレは上方向に向いている」という内容となった。
インフレへの警戒は、相応にタカ派的内容と言えるだろう。

今回のFOMCでは委員による政策金利の見通しが発表される。
これは今年の1月のFOMCから導入されたもので、1月の時点では「2014年後半までの低金利維持を正当化する」という文言がステートメントに書かれているにも関わらず、2014年よりも前の利上げを予想する委員が4人もいたことで大きな波紋を呼んだ。

fomc

(出所)FOMC

今回のアンケートでは、2014年利上げ予想が前回の5人から7人に増え、前回のアンケートで2016年の利上げを予想した2人がいなくなった。
このアンケートでは誰が何に投票したのかは明らかにされていない。
下の図は、委員による金利水準の予想だが、この分布も1月のアンケート時よりも上方にシフトしている。
一部では、2014年以前の利上げ予想をする委員の数が増えるという予想もあり、そこまでタカ派な内容ではなかったが、全体的にタカ派であることは変わりない。

これらの事実は予想よりも総じてタカ派であったため、米金利は上昇して合わせてドル円も上昇していた。
しかし、その流れを断ち切ったのは最後の待ち構えていたバーナンキ議長の会見である。
Fed、特に主要委員であるバーナンキ・イエレン・ダドリー(ハト派三羽烏)が金利上昇を望んでいないことは明らかなので、バーナンキ議長が会見で金利上昇の流れを断ち切る発言をするのは想定の範囲内と言えるだろう。
逆に、マーケットがバーナンキ議長の会見でしっかり反転したところを見ると、マーケットがバーナンキ議長の発言・意向に細心の注意と最大の敬意を払っていることが確り証明されたFOMCだったと言える。

さて、ここまでが今回のFOMCのまとめであるが、重要なのはこのFOMCを受けてマーケットをどう見るべきか、ということである。

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[T3] まとめteみた.【予想よりタカ派だったFOMCとそれを押さえ込むバーナンキ】

FOMCは総じて予想よりもタカ派の内容だった。一方で、バーナンキ議長の会見では、タカ派的内容から金利上昇、ドル上昇というマーケットの動きを抑え込む形で、追加緩和を辞さない旨

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