Entries

◆スペインの支援要請プログラム「Enhanced Condition Credit Line(ECCL)」について

この記事は有料(30日間で315円)で配信しています。購読希望はこちらで登録をお願いします。...

ESMでのスペイン支援が実行されれば、欧州危機は大きく前進する

久々に欧州関連のエントリーだ。当初、欧州の分裂は避けられないと思われるほどひどい状況だったが、今や統合に向けた動きが鮮明になってきている。まだスペインは支援を要請していないが、ESMでスペインを支援すれば、欧州問題はかなり大きく前進し統合へ向かう動きは揺るぎないものになると判断せざるをえない。もちろん、まだESMでスペインを支援することが決定されたわけではなく、支援実行にはいくつかハードルがあることを理...

ESMの合憲判断と国民投票の可能性

ESMの合憲判断についてもっと早くに書くつもりだったが、とろとろしていたらESMの合憲判断が明日(9月12日)に迫ってきてしまった。あまり時間がないので簡単に書くが、まずはESMの合憲判断とはなんぞやというところから書きたい。ESMの発足には出資ベースで90%以上の国による承認が必要となっている。もちろん最大の出資国はドイツになるので、ドイツの出資がなければESMは始まらないことになる。そのドイツで、ESMに出資してユ...

◆スペイン自治州の問題と相場

この記事は有料(30日間で315円)で配信しています。購読希望はこちらで登録をお願いします。...

長い道のりの単なる一歩だが、歴史的な一歩となったEUサミット

先日行われたEUサミットは、長い道のりのおける単なる一歩だが、正しい方向へ歩み始める歴史的な一歩となった。マーケットは今回のEUサミットにもほとんど期待をしていなかったことから、この小さな一歩は大きなサプライズとなり、リスクアセットは大きく買い戻された。EUサミットで決定されたことは以下の5点である。① 1,200億ユーロ程度の成長支援策② ECB主導による域内統一の銀行監督メカニズムを年内に検討すること③ 統一銀行...

◆スペイン10年金利が7%を越えているのになぜECBは動かないのか?

(出所)Bloombergより筆者作成これはスペインの10年金利の推移である。今、スペインの10年金利はユーロ導入来の最高値を更新して推移している。昨年末にも同じように金利が上昇する局面があり、この時ECBがスペインとイタリアの国債をセカンダリーマーケットで買い支えたのは、みなさんの記憶にも残っているだろう。この時に言われていたのが、スペインやイタリアのような経済規模の国の金利が7%を超えてしまい、自力で資金調達がで...

ユーロ圏と破綻前のGM(ゼネラルモーターズ)は似ている?

先日ふと思った。今のユーロ圏は破綻前のGMに似てるではないか、と。ざっと思い浮かんだことを列挙してみよう。1. GMは労組が非常に強かった=ユーロ圏は周辺国の国民が自らの権利を主張し暴動を起こしている。2. GMは様々な分野に手を広げすぎた=ユーロ圏は、様々な国にEU加盟を許可しすぎてしまった。3. 2の結果、GMは利益を出せない会社になった=EUは成長率は非常に低い、もしくはマイナス成長。4. GMはレガシーコストが...

スペインの銀行救済(約10兆円拠出)は良い話か、そうでないか

この週末、スペインが正式に銀行の資本不足で救済を求め、EUは1000億ユーロ(約10兆円)の救済を決定した。これで、ユーロ圏で救済を求めた国は、ギリシャ・アイルランド・ポルトガルに次いで4カ国となり、PIIGSと呼ばれた国の中で、救済を求めていないのはイタリアのみとなった。ただしスペインの場合、前の3カ国とは違い、国自体の資金調達ができなくなったのではなく、あくまで資本不足は銀行セクターの問題である。スペインは...

◆スペインの銀行救済の件

この記事は有料(30日間で315円)で配信しています。購読希望はこちらで登録をお願いします。...

ECBを経て延長戦へ突入することが明確になった欧州危機

欧州危機は、既に何度も延長戦が繰り返されているが、先日のECB会合を見る限り延長戦はさらに長引く模様だ。欧州危機を改善でき得る主体は限られている。現実的に考えられる主体の中で言えば、ECB・ドイツ(中核国)・IMFくらいだろう。もちろんこれらの主体が単体で動くわけではなく連携しながらアクションを起こすことも可能ではあるしそちらの方が現実的である。要は、周辺国が抱えるリスクを肩代わりできお金を拠出できる主体...